IT人材不足でオフショア開発を検討されている、もしくは利用している企業が多いと思います。
オフショアを利用して痛い目にあった企業様も多いと思います。
痛い目に合わない為の注意点などをあげていきたいと思います。
中小企業の場合は、要件を口頭もしくはパワーポイントで伝えてオフショア開発会社がモックらしきモノを作ってきます。
要求定義書(RFP)とか適当に書いてオフショア会社に見積もってもらうと思いますが、予想される機能、工数を細かく書いたエクセルファイルが送られて工数で値段を算出していきます。
中小企業はRFPをまともに書けない場合が多いし、専門のコンサルタントへ依頼することという考えがぬけてしまいがちです。専門のコンサルタントは費用が月200万円以上するので依頼はしない形で進めるケースがほとんどです。
その後、要件定義がされずに開発へ着手する傾向がほとんどになります。
HTMLでモックを作成、チェック、そこから開発へ進んでいく形が多いと思います。
いわゆる手抜き工事、後で揉める開発手法となります。
アジャイルで行う感じでも工数算出後となるので再見積もりとなってしまう場合が多く訳のわからないクレームにつながります。
ウォータフォール型での開発となることから要件定義はしっかりやるように心がけることが必要です。
1.要件定義書
2.基本設計書
3.詳細設計書
4.テスト仕様書
最低でもこれくらいのドキュメントが必要になりますが、どれか一つ抜けていたら失敗につながります。
上記のケースがほとんどですが、経験が豊富なオフショアPMと出会うことによりドキュメントが揃わなくても想像以上にやってくれるケースもあります。10社中、1社程度と考えられます。
オフショア開発をする上でコストを最大限に抑える、開発の成功へ導くためには現地PMのレベルを知ることが最も重要になります。会社組織が大きいからと言ってそれが成功につながる訳ではないです。
経験豊富なPMとの出会いが非常に重要となります。
どこの国でもそうですが、後出しは非常に嫌がります。事前に強く伝えて了承を得ておくべきです。
なぜなら、必ず抜け漏れが発生する為です。
つづく…